当院の禁煙外来では、年間約90人の患者さんが禁煙にチャレンジしています。
2012年5月~2013年1月まで禁煙外来に5回きちんと通われた患者さん48人のうち 84.6%の方が禁煙に成功しています。
「これまで中々やめるきっかけがなかった」
「禁煙には努力がいるのでは・・・」
そう思われていた方も、たった5回の受診で禁煙できるのであれば、禁煙にチャレンジして みませんか?
初回の禁煙外来の検査に必要な時間は30分程度。
初回受診の月を含めて3か月の間に2週間ごとに合計5回受診していただきます。
費用は3ヶ月間5回合わせて約12,000~19,000円程度(3割負担の方/処方薬や検査内容に よって金額が変わります)。
つまり、毎日20本たばこを吸う方の場合、2ヶ月分のたばこ代より安く済みます。
※保険適応は1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上となる方が対象です。
■タバコには200種以上の有害物質が含まれています。
もし、たばこを吸っている同じ部屋に大切な赤ちゃんがいたら…
「タバコは自然の葉っぱから出来ているから、ニコチンとタールくらいであとは危険な物質は入ってないだろう」
喫煙者にはそう思っている方が沢山います。
しかし、事実はそうではありません。
タバコの煙の中には、約400種類の物質が含まれていますが、なんとそのうち200種類以上は有害物質なのです。
この他、アンモニア(悪臭源、し尿の成分)ホルムアルデヒド(シックハウスの原因、塗料)、トルエン(シンナーの主成分)、フェノール(消毒殺虫剤の主成分)ベンゼン(ガソリンの成分)、シアン化水素(殺鼠剤)、カドミウム(電池の原材料、イタイイタイ病の原因)、一酸化炭素(車の排気ガス)、ダイオキシンなど、危険な有害物質が多数含まれているのです。
さらに、タバコは喫煙している本人だけでなく、家族や友人など、周囲の受動喫煙者(他人のタバコの煙を吸い込んでいる人)にも害を及ぼします。
タバコ煙の体内の代謝産物であるコチニンを測定すると、家族に誰も喫煙者がいない赤ちゃんの尿からはコチニンは少量しか検出されませんが、家族に喫煙者がいる赤ちゃんの尿には大量のコチニンが検出されます。
赤ちゃんは、家族が吸ったタバコ煙を吸い込み、体内に吸収し尿中に排泄しているのです。
(Greenberg RA, et al. N Engl J Med. 310:1075, 1984.)
さらに、父母が同室で喫煙している場合、乳児突然死症候群の危険性が、最大で非喫煙者の約8倍以上にもなります。(Klonoff-Cohen HS, et.al JAMA. 273:795, 1995.)
喫煙を止めることで、あなたご自身の健康はもちろん、ご家族の健康も守れます。
お気軽にお問い合わせください。
当院の医師、スタッフの二人三脚で禁煙を成功させましょう!
禁煙治療を受けられる方が1人でも多く成功できるよう、誠心誠意サポートしてまいります!
来院していただいた事が禁煙の第一歩の始まりです。
一緒にがんばりましょう。