呼吸時にゼーゼーヒューヒューと音が出る、咳が苦しくて夜中に目が覚める方はぜんそくの症状です。
ぜんそくは、気管支などの空気の通り道(気道)が、炎症によって狭くなる病気です。咳や痰(たん)、息苦しさや「ゼーゼー」「ヒューヒュー」というなど、さまざまな症状があります。
また、胸の痛みやのどに感じる違和感なども喘息あの症状のひとつです。
治療せず炎症を放っておくと、気道の粘膜に変化が起こり、気道が狭くなったまま元に戻らなくなってしまい、発作の頻度が多くなったり症状が重くなったりします。
最近では咳だけのぜんそく(咳喘息)も増加していますので注意が必要です。
ぜんそくは気管支の慢性的な炎症(赤く腫れ、熱を帯びて腫れた状態)です。
タバコやアレルゲン(ホコリ、ダニ、犬や猫の毛など)、ウィルス感染、ストレスなどが刺激となって炎症が起こります。
炎症により、咳、たん、呼吸困難などの症状を引き起こします。
残念ながら、現代の医学ではぜんそくを完治することはできません。
少し症状が良くなると自分の判断で治療を中断して、その結果炎症のコントロールが不十分になり、以前より重症になることがあります。
気道の炎症と気道が狭くなるのは慢性的に続いているので、発作や症状がないときでも、継続的に治療が必要です。
ぜんそく炎症を放っておくと、気道の粘膜に変化が起こり、気道が狭くなったまま元に戻らなくなってしまいます。
また、症状がよくなって、自分の判断で治療を中断したために、炎症のコントロールが不十分になり、以前より重症になってしまったケースもあります。
重症化した場合、最悪のケースでは死に至ります。ぜんそくでの死亡の3割が、発作後1時間~3時間で死亡している「急死」です。
日本では現在でも毎年2000 名弱の方がぜんそくで亡くなっています。発作のときの治療だけでは不十分です。
ぜんそくの患者さんにとって、もっとも辛い症状は発作です。
そのため発作止めの薬だけで「自分はちゃんと治療している」と勘違いしてしまいがちです。
発作を抑えることも大事ですが、一番大切なことは、気道の炎症を抑えることです。
炎症に対する治療を行わなければ、発作が繰り返し起こり、さらなる悪化を招いてしまいます。
ぜんそくは、高血圧や糖尿病などと同じ、慢性の病気ですので、治療を長く続けることが基本です。
しかし、治療によってぜんそくを上手にコントロールすることができれば、気道の状態を観察しながら主治医の判断によって、お薬の量を減らしていくことも可能です。
京浜急行線弘明寺駅より徒歩3分
JR東戸塚駅よりバス25分
従って、ぜんそくは早期に治療を開始することが重要です。
少し症状がよくなった患者さんのなかに、自分の判断で治療を中断したために、炎症のコントロールが不十分になり、以前より重症になったケースもあります。
気道の炎症と気道が狭くなるのは慢性的に続いているので、発作や症状がないときでも、継続的に治療が必要です。
ぜんそくは、高血圧や糖尿病などと同じ、慢性の病気ですので、治療を長く続けることが基本です。
しかし、治療によってぜんそくを上手にコントロールすることができれば、気道の状態を観察しながら主治医の判断によって、お薬の量を減らしていくことも可能です。
正しい治療を続けることによって発作の心配が減り、健康な人と変わらない生活を送ることができます。
ぜんそく治療薬を毎日規則正しく使用して、ぜんそくを上手にコントロールできれば、夜の発作も心配なく、ぜんそくの症状がなくなり、趣味やスポーツも楽しむことができます。
つまり、ぜんそくに対する不安や心配もなく、健康な人とほとんど変わらないイキイキした毎日を過ごすことができるのです。
東海大学医学部専門診療学系小児科学 教授
東海大学付属病院で小児の呼吸器・アレルギー外来を専門に担当しています。
最近の小児のアレルギー疾患の増加には目を見張るものがあります。ぜんそくはアレルギー疾患の代表で、受診する患者さんも数多くおられます。
京浜急行線弘明寺駅より徒歩3分
JR東戸塚駅よりバス25分